Hampton Hawes Trio Vol.1 ~Hampton Hawes

タイトル ザ・トリオ Vol.1 (Hampton Hawes Trio Vol.1)
アーティスト ハンプトン・ホーズ (Hampton Hawes)
レーベル/番号 コンテンポラリー(Contemporary) ,C3505
Hampton Hawes Trio Vol.1のジャケット表 Hampton Hawes Trio Vol.1のA面のレーベル

管楽器がリーダーのLPレコードが続いたので、ピアノ・トリオが聴きたくなった。


『ハンプトン・ホーズ・トリオ1(Hampton Hawes Trio Vol.1)』は、2005年に仲間の影響でJAZZを聴き始めたころ、ピアノ・トリオの決定版ならこれと勧められて購入した。


彼のスイング感、スピード感、独特の転調にビックリ。「何て楽しい音楽なんだ」とJAZZの洗礼を受けた記念すべきアルバム。A面2曲目『恋とは何でしょう(What is This Thing Called Love)』の転調から、脳味噌がぐるぐる掻き回されるのが快感になる不思議な体験だった。


最初に手に入れたのは、ステレオのOJC(Original Jazz Classics)盤。オリジナルであるコンテンポラリー(Contemporary)のレコードが聴きたくなって、後日手に入れたのが本盤。


ジャケット裏のタイトルと共演者

ジャケット裏のタイトルと共演者。レッド・ミッチェル(Red Mitchell)のベース、チャック・トンプソン(Chuck Thompson)のドラム。



ジャケット裏のプログラム


ジャケット裏の演奏プログラムと録音データ。スタンダードを中心に、彼のオリジナルも3曲入る。1955年6月28日、ロサンゼルスでの録音。



ジャケット裏の録音データ


ジャケット裏の右下に、録音機材に関する記述もある。「オーストリアのアーカーゲー(AKG)社で、1954年に製造された最新のC-12コンデンサー・マイクを使用して、30~15000Hzでほぼフラットな周波数特性を確保している」のようなことが書かれている。



インナースリーブ(内袋)の表 インナースリーブ(内袋)の裏

上はインナースリーブ(内袋)の写真。左が表側で、お奨め名盤のジャケット写真と説明に続いて、録音機材についてのより詳細な記述がある。右の裏側にカタログ・リストが掲載されている。それによると、「CONTEMPORARY MODERN JAZZ SERIES」の最新作は『Shelly Manne : Outside』(S7624)で、1969年11月と12月の録音。常識的に考えて、このインナースリーブが製作されたのは70年頃、本盤のリリースも70年頃と考えられる。



Hampton Hawes Trio Vol.1のA面のレコード番号 Hampton Hawes Trio Vol.1のB面のレコード番号

上は内周の刻印です。左がA面で「LKL-12-30-D6」、B面が「LKL-12-29-D6」。ここで、おかしなことに気が付いた。「LKL(モノラル盤)」のプレフィックス記号で始まり、12インチ(30センチLP)の「12」が続く、問題はその次の制作順を表すレコード番号。モノラル通算15枚目のアルバムを示しているが、「30」「29」とAB面で逆転している。A面よりもB面を先に制作したのだろうか?私の推測だが、単純なナンバリングのミスだと思う。次の「D6」は、6番目にカッティングされたメタルマスターからスタンパーが作られプレスされた盤であることを示す。

オリジナルは1955年のリリース。上のインナースリーブ(内袋)の解析から、本盤は70年頃の発売。15年を経過して6回のカッティングが行われたと考えられる。

レコード番号の逆転は、推測通り「ナンバリングのミス」なのだろうか?、それとも、本当にB面を先に制作したのか?、オリジナル盤のファーストプレス「D1」の刻印で確かめてみたい。どなたか情報を寄せて頂けないだろうか?



彼は1952年から54年の間、兵士として日本に駐留し、秋吉敏子ら多くのジャズ関係者に影響を与えたと言われている。55年に帰国後、最初にリリースしたのが本アルバム。彼の数多くの名盤が集中するコンテンポラリーの記念すべき第1作でもある。私のJAZZ黎明期に出会うことができて本当に良かったと思う。