Doris Day's Greatest Hits ~ Doris Day

タイトル ドリス・デイ・グレイテスト・ヒッツ(Doris Day's Greatest Hits)
アーティスト ドリス・デイ(Doris Day)
レーベル/番号 コロンビア(COLUMBIA), PC 8635
Doris Dayのベスト盤のジャケット表 Doris Dayのベスト盤のA面のレーベル

男女それぞれボーカルのベスト盤を紹介したい。レディーファーストで、ドリス・デイ(Doris Day)。


私の少年時代、外国の女優さんといえば、その代表はドリス・デイだった。1968~73年にCBSで放映された30分のコメディ番組『The Doris Day Show』が、1970年からNHKで『ママは太陽』という邦題で放映された。彼女の明るく華やかなキャラクターが強く印象に残っている。主題歌は、あの『ケ・セラ・セラ(Que Sera Sera)』だったと思う、メロディーが頭にこびりついているので間違いないはず。『ケ・セラ・セラ』は、ヒッチコック映画『知りすぎていた男』(1956年)に、主人公の夫人役で出演した彼女が歌い大ヒット。アカデミー歌曲賞にも輝いた。


今回、ドリス・デイのことを調べていたら、ショッキングな事実を見つけた。彼女は四度結婚しているが、男運にはめぐまれなかったらしい。岩浪洋三氏の『ジャズ・ヴォーカルの名唱名盤 』(立風書房、2000年)によると『二度目の夫のマーティー・メルチャーにはひどい目に合い、二千万ドルを使い込まれ、一時は一文無しになったという。1968年にメルチャーは急死。ドリスは夫が契約していたテレビのコメディー(日本でも一時放映)を五年間こなしてお金を作った。』とある。このコメディーが『ママは太陽』だったのだ。そのような失意のなかでの演技だったとは到底思えない。


レコードと関係ない話が続いてしまいました。本盤にも『ケ・セラ・セラ』が収録されているのだが、曲名が見つからず、おかしいな~と思っていた。



Doris Dayのベスト盤の曲順


よく見ると、B面の1曲目『Whatever Will Be, Will Be』が、その英題ということが分かった。


彼女は、大正11年生まれの高齢だが幸いに健在で、エロール・ガーナーが『コンサート・バイ・ザ・シー』を吹き込んだ、カリフォルニア州のカーメル市で、犬や猫と静かな生活を送っているという。


また、本盤と関係のない話で終わってしまいました。

[参考文献]

・岩浪洋三著『ジャズ・ヴォーカルの名唱名盤 』(立風書房、2000)


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