Milse Davis 「Relaxin'」  (Prestige, 7129)

タイトル リラクシン (RELAXIN')
アーティスト マイルス・デイヴィス(Miles Davis)
レーベル/番号 プレスティッジ(Prestige),7129 (モノラル)
Relaxin'のジャケット表 Relaxin'のA面のレーベル
刻印RVG 刻印の画像例

最初に告白しておくと、実はわたし、マイルス・デイヴィスが苦手である。では、何故この盤を手にいれたのか?JAZZ新入荷のコーナーに「塩ビ焼けあり」ということで800円程度で並んでいました。ジャケットの状態は良好、超名盤ということもあり気になったので試聴させてもらいました。

盤を確認すると刻印RVG!!スクラッチノイズもわずかで問題なさそう、2曲目に飛ばす、レッド・ガーランドが奏でるシングル・トーンのイントロを中断させるマイルスのするどい口笛、指示されたブロック・コードで始まる『You're Are My Everything』。生々しい臨場感にノックアウトされて購入。


「塩ビ焼け」とは「ビニ焼け」「ビニール焼け」とも呼ばれ、ビニールとレコード盤が高温多湿などが原因で化学反応を起こし盤面が白くなる現象で、「塩ビ焼け」になると二度と治すことはできません。

「塩ビ焼け」の原因として「ジャケットをビニールで保護し、内側に折り返した部分とレコードが接触して徐々に広がってしまう」「(ヨーロッパ製のレコードに多いらしいのですが)紙製の内部にビニールを貼っている内袋があり、最初からレコード盤と接触してしまっている」の2つが代表的なケースだと思います。音溝にまで影響をあたえるケースは少ないようですが、ひどい「塩ビ焼け」になると回転する毎に「ザッ、ザッ、ザッ」と大きなノイズが乗って、曲に集中できなくがっかりすることがあります。今回紹介した盤は目視では「盤面が白くなっている」症状が確認できるものも、再生には殆ど影響がありませんでした。


3ケタの値段でこんな盤が手に入るのですから、中古レコード屋巡りは止められません。



新着ページ

リリースページ