J.J.Johnson's Jazz Quintets

タイトル J・J・ジョンソンズ・ジャズ・クインテッツ (J.J.Johnson's Jazz Quintets)
アーティスト J・J・ジョンソン (J.J.Johnson)
レーベル/番号 サヴォイ(Savoy) ,MG-12106
J.J.Johnson's Jazz Quintetsのジャケット表 J.J.Johnson's Jazz QuintetsのA面のレーベル
刻印RVG J.J.Johnson's Jazz QuintetsのA面の刻印RVG

オリジナルの発売は1950年だが、46~49年の間に行われた3回のセッションの編集盤。


ジャケット裏の曲目とメンバー紹介を下に掲載して補足します。

ジャケット裏の曲目とメンバー紹介

一番古いのが冒頭4曲、1946年6月26日の録音。
バド・パウエル(Bud Powell)のピアノ、セシル・ペイン(Cecil Payne)のアルト、レオナルド・ガスキン(Leonard gaskin)のベース、マックス・ローチ(Max Roach)のドラムを交えたセッション。70年近く前の録音で、バド・パウエルの初期音源としても貴重である。

次が、5、6曲目と、最後の11、12曲目を飾る、47年12月24日の録音。
レオ・パーカー(Leo Parker)のバリトン・サックス、ハンク・ジョーンズ(Hank Jones)のピアノ、アル・ルーカス(Al Lucas)のベース、シャドウ・ウィルソン(Shadow Wilson)のドラム。


最後が、7~10曲目、49年6月26日の録音。
ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)のテナー、ジョン・ルイス(John Lewis)のピアノ、ジーン・ラミー(Gene Ramey)のベース、シャドウ・ウィルソン(Shadow Wilson)のドラム。



以前、『The Amazing Bud Powell Vol.1』(BLUE NOTE 1503)を、「ソニー・ロリンズ最初期の演奏」と紹介したが、49年8月初旬の録音なので、本盤の方が2か月弱早い。


前回から引き続いて、サヴォイ盤を紹介してきたが、前ページの『Opus De Jazz』は別として、ジャケットデザインが、内容を表していない違和感がどうも気になって仕方がない。後藤雅洋氏が自著の『ジャズ・レーベル完全入門』で面白い表現をしている『何はともあれ、あの県道沿いホーロー看板的レトロ感覚ジャケットは、とうていブルーノートのセンスの敵ではない』。


私もその指摘にまったく同感で、その代表がアート・ペッパー(Art Pepper)の『サーフ・ライド(Surf Ride)』だと思っている。しかし、その盤を所有していないので(高いだろうな~)、内容との違和感をとやかく言う資格など私にはない。


[参考文献]

・後藤雅洋著『ジャズ・レーベル完全入門』(河出書房新社 、2005)


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