タイトル | ベルト・ケンプフェルト作品集 (Bert Kaempfert Turns Us On!) |
編成 | The Anita Kerr Singers |
レーベル/番号 | WARNER BROS. ,WS-1707 |
ロサンゼルス(Los Angeles)時代の1967年、ワーナー・ブラザース(WARNER BROS.)からリリースされたLPレコード『ベルト・ケンプフェルト作品集(Bert Kaempfert Turns Us On!)』。アニタ・カー(Anita Kerr)のなかでも相当にレベルが高いと考えているアルバムです。
ベルト・ケンプフェルト(Bert Kaempfert)は、ドイツの指揮者、作曲家で、イージーリスニング界の巨匠。A面冒頭の『Love』はナット・キング・コール(Nat King Cole)、『夜のストレンジャー(Strangers In The Night)』はフランク・シナトラ(Frank Sinatra)、『ダンケ・シェーン(Danke Schoen)』はコニー・フランシス(Connie Francis)でヒットなど、なじみのあるスタンダードが並んでいます。
その中で、ラストを飾る曲が、アニタ・カーと、ロッド・マッケン(Rod McKuen)共作のケンプフェルトに捧げた『フォー・ベルト(For Bert)』。これが素晴らしい。彼女が超一流のメロディ・メーカーであることを証明しています。実は、アニタ・カーがワーナー・ブラザースから最も多くリリースしているのが、ロッド・マッケンの詩の朗読に曲をつけた「サン・セバスチャン・ストリングス(The San Sebastian Strings)」名義のアルバムで15枚を数えます。日本語訳で石坂浩二の朗読に吹き替えた日本盤も何枚かリリースされています。
本盤のアニタ・カー・シンガーズは6人編成。ソプラノ&ソロのアニタ・カー、アルトがベティ―・ジェーン・ベーカー(Betty Jane Baker)、テナーがジーン・マルリーノ(Gene Marlino)、ビル・コール(Bill Cole)の2人。バリトンがビル・リー(Bill Lee)、ベースがボブ・ティーボウ(Bob Tebow)。このレコードには参加していませんが、アルトのジャッキー・ワード(Jackie Ward)を加えた7人が、ロサンゼルス時代のオリジナル・メンバーのようです。
インナースリーブ(内袋)の写真です。コメディアンの「ビル・コスビー(Bill Cosby)」、フォーク・グループの「ピーター、ポール&マリー(Peter, Paul & Mary)」、カントリーの「エヴァリ・ブラザーズ(The Everly Brothers)」、ボサノバの「アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)」、ロックの「グレイトフル・デッド(The Gratefull Dead)」など多彩なラインナップ。
A1 | Love | |
A2 | Two Can Live on Love Alone | |
A3 | Remember When (We Made These Memories) | |
A4 | Strangers In The Night | |
A5 | A Swingin' Safari | |
A6 | The World We Knew (0ver And Over) | |
B1 | I Can't Help Remembering You | |
B2 | Spanish Eyes | |
B3 | Danke Schoen | |
B4 | Wonderland by Night | |
B5 | Lady | |
B6 | For Bert |