Georgia On My Mind

タイトル 我が心のジョージア(Georgia On My Mind)
編成 The Anita Kerr Singers
レーベル/番号 RCA CAMDEN ,CAS-2209
Georgia On My Mindのジャケット表 Georgia On My MindのA面のレーベル

RCA CAMDEN(カムデン)から1968年にリリースされたLPレコード『我が心のジョージア(Georgia On My Mind)』を紹介いたします。タイトルからわかる通り、全編でレイ・チャールズ(Ray Charles)の曲を取り上げています。


数あるアニタ・カー(Anita Kerr)のアルバムのなかで、本盤にはちょっと変わっていると感じているところがあります。

「RCA CANDEN」は、RCAの廉価盤レーベルで、彼女は、1961年から66年のあいだ、「Living Voice」という企画アルバムを11枚リリースしています。本メニューでも何枚か取り上げていますが、Anita Kerr名義のアルバムは1枚もありません。いずれも「Arranged and conducted by Anita Kerr」「Produced by Anita Kerr」などのクレジットが小さく載るだけで裏方に徹しています。



Georgia On My Mindのジャケット表 Georgia On My Mindのジャケット裏

一転して、ジャケットを見てわかるように、「Tne Anita Kerr Singers」とアルバムタイトルに大きくクレジットされています。


私の勝手な解釈ですが、本盤は幅広い層に大きなセールスが見込めるとして、あえて廉価版レーベルからリリースされたものではないでしょうか。また、レイ・チャールズからトレーニングを受けたコーラス・グループ「Ray Charles Singers」も有名で、違いを明確にする目的もあったかも知れません。どうも、こちらの解釈の方が正しい気がしてきました。


そして、ジャケ買いの購買意欲をそそるシャレたデザイン。アニタ・カーのジャケット・ランキング第3位に勝手に認定しています。ちなみに第1位は『Tender Words』(RCA Victor, 1963年)、第2位が『Together』(PHILIPS, 1979年)。あくまで個人的な趣味であります。1位と2位については後日、必ず紹介いたします。



ジャケットのプログラム

レコーディングのデータはなく、曲紹介の下に「A&R Coordinator: Fred Allen.」のクレジットがあるだけです。「Arranged and conducted」がアニタ・カーであることは間違いないと思います。



ジャケットのレコード番号

ジャケット裏右上のレコード番号の紹介です。モノラル/ステレオ両方でリリースされていることがわかります。本盤はステレオ(CAS-2209)です。


ローリング・ストーン誌が選ぶ「史上最も偉大な100人のシンガー」(100 Greatest Singers)の堂々2位にランクされるレイ・チャールズ。題名は聞いたことがなくても、全10曲いずれも「ああ、これか」と、どこかで聴いた曲ばかり。ぜひ、アニタ・カー・シンガーズで経験してみて下さい。



[Tracklist]  Georgia On My Mind

A1 Georgia On My Mind 3:09
A2 Yes Indeed! 2:23
A3 I'll Drown In My Own Tears 4:03
A4 I Got A Woman 2:15
A5 Hard Times (No One Knows Better Than I) 3:19
B1 Swanee River Rock (Talkin' 'Bout That River) 2:43
B2 What Would I Do Without You 3:00
B3 Hit The Road Jack 1:51
B4 I Believe To My Soul 3:15
B5 What'd I Say 3:15