タイトル | センチメンタル・ジャーニー(Sentimental Journey) |
編成 | アニター・カー・シンガーズ(The Anita Kerr Singers) |
レーベル/番号 | Philips, 6303 110 |
オランダのフィリップス(Philips)レーベルからリリースされた『センチメンタル・ジャーニー(Sentimental Journey)』を紹介します。リリース年は、どこにも表記されていないので不明ですが、公式ホームページに「early 70s」とあり、1972~74の間と思われます。
上からジャケット、レコード盤レーベルの表裏、ジャケット裏の曲プロラム部分を拡大しています。ジャケットの小舟の上でうつむき加減の女性は、アニタ・カー(Anita Kerr)自身です。彼女と夫のアレックス・グロブ(Alex Grob)との共同制作。
『(A1) センチメンタル・ジャーニー(Sentimental Journey)』『(B3) A列車で行こう(Take The "A" Train)』『(B4) ビギン・ザ・ビギン(Begin The Beguine)』など、アニタ・カー・シンガーズによるジャズ・スタンダード集です。以前紹介した『ラウンド・ミッドナイト('Round Midnight)』と同時期、同じコンセプトのアルバムといえます。
コーラスのテンポが急がしくなく、ゆったりとした時間が流れます。『ラウンド・ミッドナイト』でも触れたのですが、アニタ・カーのソロパートが多いことも値打ちと考えています。ジャズの混声コーラスといえば大御所がいくつか浮かびますが、アニタ・カーのように、テクニックをひけらかさない感じがいいなあと思ってしまいます。ヨーロッパに活動拠点を移し、伴侶の強力なサポートを得た彼女の安定感が感じられるアルバムです。
A1 | Sentimental Journey | 3:36 |
A2 | I'm Glad There Is You | 3:25 |
A3 | Makin' Whoopee | 4:15 |
A4 | I'll Never Smile Again | 2:31 |
A5 | Happiness Is A Thing Called Joe | 2:27 |
A6 | I'm Getting Sentimental Over You | 3:13 |
B1 | I Get Along Without You Very Well | 4:00 |
B2 | I've Got My Love To Keep Me Warm | 3:23 |
B3 | Take The "A" Train | 2:12 |
B4 | Begin The Beguine | 3:47 |
B5 | Willow Weep For Me | 3:12 |
B6 | Hot Toddy | 2:52 |