タイトル | ベルベット・ボイス・スルー・ザ・ナイト(Velvet Voices Through the Night) |
編成 | The Anita Kerr Quartet |
レーベル/番号 | SESAC, N-2605/06 |
SESAC(シーサック)から1960年にリリースされた『ベルベット・ボイス・スルー・ザ・ナイト(Velvet Voices Through the Night)』を紹介いたします。同レーベルに、アニタ・カー(Anita Kerr)のLPレコードが5枚あることを知ってはいたのですが、手に入れることは出来ないと考えていました。
何年も中古レコード店を回って、一度もお目にかかれないこと。レコードの来歴が、ラジオ局向けに限定リリースされたもので、一般のレコード店に出回らず、数も少ないことが理由でした。
魚を獲りたければ海へ行け・・・SESAC盤との初遭遇は、イーベイ(eBay)のサイト。次ページの『スウィート・アンド・シンプル(Sweet And Simple)』(N-2607/08)でした。生まれて初めてネットオークションに参戦したのですが惨敗。本盤もその後、eBayで手に入れたもので落札額は52ドルと私には高額。SESAC盤のレア度を体感しました。
52ドルにしてはジャケットの状態は良いと言えませんが、盤質は問題ありませんでした。
レーベルを見ると通常の市販品と異なることが分かります。A面・B面ではなく、「N-2605」「N-2606」とレコード番号自体を変えています。ラジオ放送音源を目的としたためか、モノラルだけのリリース。曲間の時間も十分にとって、頭出しを容易にしています。
ベートーベン(Beethoven)の月光(Moonlight)、ブラームス(Brahms)の子守唄(Lullaby)等、クラシックも取り上げています。ソプラノのアニタ・カー、アルトのドティー・ディラード(Dottie Dillard)、テナーのギル・ライト(Gil Wright)、ベースのルイ・ナンリー(Louis Nunley)とナッシュビル時代のオリジナル・メンバー。アニタ・カーのリードは、ソプラノというよりアルトに近く、全体的にスローテンポなアレンジで重厚なコーラスを聴かせます。音質も良く、愛聴盤となっています。
A1 | Intermezzo | 3:51 |
A2 | Moonlight | 2:36 |
A3 | Not Quite Night | 3:01 |
A4 | All My Life I've Dreamer Of You | 2:36 |
A5 | Dawn Stars | 2:36 |
A6 | Gimme Time To Dream | 2:50 |
B1 | Theme for a Starlet | 2:33 |
B2 | Wondrous Night | 2:52 |
B3 | Tell Me Was It A Dream | 2:37 |
B4 | All Through the Night | 2:33 |
B5 | I Spoke To The Moon | 2:40 |
B6 | Lullaby | 2:20 |