タイトル | スウィート・アンド・シンプル(Sweet And Simple) |
編成 | The Anita Kerr Singers |
レーベル/番号 | SESAC, N-2607/08 |
SESAC(シーサック)から1962年にリリースされた『スウィート・アンド・シンプル(Sweet And Simple)』。前ページ『ベルベット・ボイス・スルー・ザ・ナイト(Velvet Voices Through the Night)』でも紹介しましたが、SESACのアニタ・カー(Anita Kerr)初遭遇のLPレコードでした。
遭遇先はイーベイ(eBay)。生まれて初めてのネットオークション参戦でしたが、落札額が60ドルを超えた時点で降参。最終的に75ドルまで上がったと記憶しています。「1枚のLPレコード購入にかける上限は8千円」を遵守することができました。本盤は、しばらくして同じ eBayで購入したものですが、競売(せり)ではなく、30ドル台の即決(Buy It Now)で手に入れることができました。
ジャケット裏「KTNT」の書き込みはラジオ局の名称のようで、SESAC盤がラジオ局向けに限定リリースされたことの裏付けとも考えられます。
本盤のレーベルも、A面・B面でなく、「N-2607」「N-2608」とレコード番号を変えています。『ベルベット・ボイス・スルー・ザ・ナイト』(N-2605/06)から1年以上経過してのリリースですが、続き番号となっていることから、通常のレコード番号の概念とは異なるようです。
コーラス・メンバーはクレジットされていませんが、ジャケットの写真から、ソプラノ&リードのアニタ・カー、アルトのドティー・ディラード(Dottie Dillard)、テナーのギル・ライト(Gil Wright)、ベースのルイ・ナンリー(Louis Nunley)。ナッシュビル時代のオリジナル・メンバーに間違いありません。
ジャケットのプログラムです。『ベルベット・ボイス・スルー・ザ・ナイト』は全体的にスローテンポなアレンジでしたが、本盤はポピュラー寄りの曲中心でミディアムテンポに統一されています。スコットランド民謡を何曲か取り上げていますが、『(A5) Comin' Through the Rye』を聴いて「アレッ?」と驚きました。メロディーが『蛍の光』の原曲でした。
アニタ・カーのSESAC盤は、もう一枚『Love-Well Seasoned』(N-2609/10)をやはり、eBayで手に入れることができました。残りは2枚。気長に気長に網を張って待ちたいと思います。
A1 | Sweet and Simple | 1:53 |
A2 | Cold Winter Nights | 2:22 |
A3 | The Blue Tail Fly | 3:08 |
A4 | Loch Lomond | 2:52 |
A5 | Comin' Through the Rye | 2:13 |
A6 | Alouette | 2:17 |
B1 | Once Upon a Time | 2:47 |
B2 | Night Stand Stil | 2:34 |
B3 | Read My Heart | 2:29 |
B4 | Too Many Times | 2:41 |
B5 | Hurry Home | 2:47 |
B6 | House On the Hill | 2:17 |