タイトル | ガイ・フレッチャー(Guy Fletcher) |
編成 | ガイ・フレッチャー(Guy Fletcher) |
レーベル/番号 | Philips, PHS-600-355 |
1971年リリースの、ガイ・フレッチャー(Guy Fletcher)のLPレコード『Guy Fletcher』。アニタ・カー(Anita Kerr)、アレックス・グロブ(Alex Grob)夫妻が連名でプロデューサーを務めています。
見開きジャケットになっていて、表裏を上下に並べてみました。
本盤は販促用の非売品を示す白地のレーベル。右上に「PROMOTIONAL COPY NOT FOR SALE」の注意書きも見えます。
念入りなプロモーションの表れでしょうか、お勧めのカットとして、A面から『(A1) One Man Band』『(A2) What's More (I Don't Need Her)』、B面から『(B1) Mary In The Morning』『(B4) Coat Of Many Colours』の4曲が提示されています。
ジャケットのプログラム部分を拡大しています。『(A1) One Man Band』は、ガイ・フレッチャー自身の編曲。それ以外はすべてアニタ・カーのアレンジとクレジットされています。
ガイ・フレッチャーは、イギリス、ロンドンの北に位置するハートフォードシャー州セント・オールバンズの生まれ。7歳からトランペットを始め、十代は当初ジャズ・プレイヤーとして活動しますが、60年代初頭の英国のエキサイティングなポップシーンに魅了され、62年の18歳ごろからソングライティングとボーカル・アレンジに夢中になったとあります。66年、作詞家ダグ・フレット(Doug Flett)との出会いが転機となり、彼らの長年にわたるパートナーシップがスタートすることになります。
左がガイ・フレッチャー、右がダグ・フレット(Doug Flett)。この2人の共作で数多くの楽曲を世に送り出しています。本アルバムはもちろんですが、自身より、エルビス・プレスリー(Elvis Presley)、レイ・チャールズ(Ray Charles)、ジョー・コッカー(Joe Cocker)、トム・ジョーンズ(Tom Jones)等、世界的スターへのコンポーザーとして有名になります。また、ダイアー・ストレイツ(Dire Straits)のキーボード奏者であるガイ・フレッチャー(Guy Fletcher)は、彼の甥にあたるそうです。
本盤は、アニタ・カーのアレンジとしては珍しく、米国の無骨なロックサウンド風に統一されています。翌72年リリースのセカンド『When The Mornig Comes』も、アニタ・カー、アレックス・グロブ夫妻がプロデューサーを務めますが、指揮・アレンジはガイ・フレッチャー自身が行っているようです。セカンドアルバムを手に入れることが出来たらサウンドの違いを含め紹介したいと考えています。
A1 | One Man Band | |
A2 | What's More (I Don't Need Her) | |
A3 | Make Me Stand Again | |
A4 | I Can't Tell The Bottom From The Top | |
A5 | All Fall Down | |
A6 | Over The Hills | |
B1 | Mary In The Morning | |
B2 | Nice | |
B3 | One Nation | |
B4 | Coat Of Many Colours | |
B5 | If I Do? | |
B6 | Goodby Birds |