タイトル | イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリー(England Dan & John Ford Coley) |
アーティスト | イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリー(England Dan & John Ford Coley) |
レーベル/番号 | Pickwick, SPC-3708 |
1971年にリリースされた、イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーのファーストアルバム『England Dan & John Ford Coley』を紹介いたします。
テキサス出身の2人、ダン・シールズ(Dan Seals)と、ジョン・フォード・コーリー(John Ford Coley)。私がデュオ(Duo)というフォーマットが好きになるきっかけを作ってくれました。同じく私が好きなデュオ、シールズ&クロフツ(Seals & Crofts)の、ジム・シールズ(Jim Seals)は、ダン・シールズの実兄です。両デュオの曲の傾向は大分異なると思いますが、『(A2) Miss Me』などでシールズ&クロフツを想わせる曲調が挟まれていて、同じDNAを感じさせます。
イングランド・ダン(England Dan)は、ビートルズ(Beatles)が大好きで、英国のアクセントをまねていた子供時代につけられたダン・シールズの愛称(あだ名)。それをそのままグループ名に採用するのですから、本人もまんざらでもなかったようです。
オリジナルならレーベルに「A&M」のロゴがあります。本盤は79年頃にカナダでPickwick Recordsから再発された盤のようです。
ジャケット裏の推薦の言葉と曲プログラム。全曲、彼ら自身の手によるものです。アコースティック・ギターを中心に、時にバンジョーを交え、素朴なカントリー・テイストでまとめられています。翌72年リリースのセカンド・アルバム『フェィブル(Fables)』からは、ストリングスなど高度なサウンドを取り入れ、明らかなメジャー・ポップ路線に転じます。
その他クレジットに、A&Mの重鎮ハーブ・アルパート(Herb Alpert)への謝辞が掲載されています。
メジャーの地位を確立するのに、まだ数年の時が必要なのですが。彼らの原点に向かい合える私にとって貴重なアルバムです。
A1 | Mud And Stone | 2:46 |
A2 | Miss Me | 3:06 |
A3 | Swamp River | 2:20 |
A4 | Tell Her Hello | 3:15 |
A5 | Lady Rose | 2:49 |
B1 | New Jersey | 3:00 |
B2 | Winning Side | 3:15 |
B3 | Elysian Fields | 2:50 |
B4 | I'm Home | 2:10 |
B5 | Ask The Rain | 1:58 |