タイトル | 過ぎし日の想い出(Torn Between Two Lovers) |
アーティスト | メアリー・マクレガー(Mary Macgregor) |
レーベル/番号 | Ariola America, SMAS-50015 |
1976年リリース、メアリー・マクレガー(Mary Macgregor)のデビュー・アルバム『過ぎし日の想い出(Torn Between Two Lovers)』を紹介します。
上から見開きジャケットの表、裏、レコード盤レーベルのAB面を並べています。タイトル曲『(B5) 過ぎし日の想い出(Torn Between Two Lovers)』が、ビルボード、キャッシュボックスともに1位の大ヒット。そろそろ就職を意識しなければ、でも考えたくない憂うつな学生時代、ラジオから流れるこのバラード曲に慰められたことを記憶しています。
とても優しい曲調で邦題「過ぎし日の想い出」に違和感はなかったのですが、原題「Torn Between Two Lovers」を、Google自動翻訳にかけたら「二人の恋人の間で引き裂かれた」と出てびっくり、三角関係の苦悩を語る歌だったのです。また、歌詞と同じような苦境に私生活で陥ったことをリスナーにもらしたこともセールスの一因になったらしく、彼女が単純にヒットを喜べない心境だったことを知り二度びっくりしました。
本盤はレコード棚に仕舞われ、長らくお蔵入り状態でした。それがまた引っ張り出して聴きたくなる状況が訪れました。神田神保町のラバーガード・レコード(Rubbergard Records)を訪れたときのことです。
ランディ・グッドラム(Randy Goodrum)の『フールズ・パラダイス(Fool's Paradise)』の購入を決めたときのことです。店主が「大好きな曲があるので、かけてみてもいいですか?」と言うので、「もちろん、ぜひ聞かせて下さい」と答え、店内に流れた曲が『セカンド・チャンス・アット・ラヴ(Second Chance at Love)』。
可憐な声の女性とのデュエット。誰なのか確かめると「featuring Mary Macgregor」のクレジット。「いい声だなあ」と今更ながら感じ入り、彼女のアルバムを聴き直すことにしました。前述の彼女の苦境を知った後に『Second Chance at Love』での再会を思い返すと、何か意味深なものを感じてしまうのは、私の勝手な妄想です。
A1 | Mama | 3:19 |
A2 | This Girl (Has Turned Into A Woman) | 3:25 |
A3 | Good Together | 2:51 |
A4 | It's Too Soon (To Let Our Love End) | 2:46 |
A5 | Why Did You Wait (To Tell Me) | 4:05 |
B1 | The Lady I Am | 4:15 |
B2 | For A While | 2:52 |
B3 | I Just Want To Love You | 3:00 |
B4 | Take Your Love Away | 2:50 |
B5 | Torn Between Two Lovers | 3:46 |