タイトル | ダイアローグ(Dialogue) |
アーティスト | マイケル・ジョンソン(Michael Johnson) |
レーベル/番号 | EMI, SW-17010 |
1979年リリースにリリースされた、マイケル・ジョンソン(Michael Johnson)の『ダイアローグ(Dialogue)』を紹介いたします。
このアルバムとの出会いは今でも覚えています。『月刊誌stereo』(音楽之友社)の新譜欄にロック・ポピュラー部門の特選で大きく取り上げられ、その紹介文から好みぴったりに思えたからです。珍しく日本盤新譜で購入しました。その当時の『月刊誌stereo』は巻末に相当なページを割いてLPレコードの新譜が評価順に掲載されていました。その日本盤を愛聴していたのですが、だんだんと悪い虫がさわぎ出し数年前に手に入れたのが本盤です。
マイケル・ジョンソンは73年にAtco Recordsから『There Is A Breeze』でアルバム・デビュー。その後、Sanskritレーベルから2枚リリース。着実にキャリアを重ね、78年設立のEMI Americaの目玉シンガーと迎えられ『The Michael Johnson Album』でメジャーデビューを果たします。翌79年の本盤『Dialogue』は通算5枚目。日本ではEMI移籍後に紹介されたので、『マイケル・ジョンソン待望のセカンド・アルバム!』と銘打って発売されました。
インナースリーブ(内袋)の写真です。右の録音データを参照すると、何とも豪華なサポート・ラインナップ。その部分を下に拡大してみました。
ビル・ラバウンティ(Bill La Bounty)、トム・スノウ(Tom Snow)、ランディ・グッドラム(Randy Goodrum)、エリック・カズ(Eric Kaz)、ロバート・バーン(Robert Byrne)・・・AOR界の大御所の曲をカヴァー、または彼らから曲が提供されています。アルバム体裁から受ける印象は、SSW(シンガー・ソング・ライター)ですが、このアルバムでのマイケル・ジョンソンはシンガーに徹しています。
私の一番のお気に入りは、曲を提供したランディ・グッドラム自身がピアノを務める『(B1) Doors』。ゆったりとした導入からドラマチックなサビにむかう曲調はまさにグッドラム節。ハートウォームなマイケル・ジョンソンの声とベストマッチ。何度聴いても飽きません。彼のアルバムはこれからも紹介していきたいと思っています。
A1 | This Night Won't Last Forever (Bill La Bounty, R.Freeland) |
3:55 |
A2 | Let This Be A Lesson To You (Tom Snow) |
3:29 |
A3 | The Very First Time (Randy Goodrum) |
3:08 |
A4 | Drops Of Water (Bill La Bounty, R.Freeland) |
3:15 |
A5 | I'll Always Love You (Tom Snow, Eric Kaz) |
3:45 |
B1 | Doors (Randy Goodrum, Brent Maher) |
3:09 |
B2 | Blackmail (Barry Fasman, Larry Wendelken) |
4:44 |
B3 | She Put The Sad In All His Songs (Robert Byrne, Mac McAnally) |
3:27 |
B4 | I Just Can't Say No To You (Parker McGee, Steve Gibson) |
3:13 |
B5 | Dialogue (Tom Snow, Patti Dahlstrom) |
4:25 |