タイトル | スピリット・センシティヴ(Sprit Sensitive) |
アーティスト | チコ・フリーマン(Chico Freeman) |
レーベル/番号 | キングレコード, K25P-6016 |
キングレコードからリリースされた、チコ・フリーマン(Chico Freeman)の『スピリット・センシティヴ(Sprit Sensitive)』を紹介します。前回、音が良い日本盤というテーマで、ピム・ヤコブス・トリオ(Pim Jacobs Trio)の『カム・フライ・ウィズ・ミー(Come Fly With Me)』を取り上げました。所持しているなかで、同様に高音質で思い浮かぶのが本盤です。
ジャケット、レコード盤のレーベル表裏を並べました。オリジナルは1979年、米国のインディア・ナビゲーション(India Navigation)レーベルからリリース。本盤は翌80年、日本での新譜としてキングレコードから発売されました。
手に入れた経緯を今でもよく覚えています。社会人1年生。やっと自力で小遣いが稼げる。JAZZに馴染はないが興味あり。『月刊誌ステレオ』(音楽之友社)巻末の新譜紹介で特選評価。JAZZバラード集。バラードには目がない。珍しく中古でなく定価で購入しました。
リーダー、チコ・フリーマン(Chico Freeman)のテナーサックス、ジョン・ヒックス(John Hicks)のピアノ、セシル・マクビー(Cecil McBEE)のベース、ビリー・ハート(Billy Hart)のドラム。ラスト『(B3) Don't Get Around Much Anymore』のみドラムがドン・モイエ(Famoudou Don Moye)のカルテット構成。
針を落とすと、当時すでに大御所セシル・マクビーの分厚いベースに導かれるように、野太いチコ・フリーマンのテナーが続く。高音質ならではの暖かく心地良い響きに包まれます。以前、サックス奏者の友人に聴かせたところ、随分と気に入り『今度ライブで「ア・チャイルド・イズ・ボーン(A Child Is Born)」をやるから聴きにきて』と誘われ、ライブを堪能したのもよい思い出です。そんな体験も重なり、私にとって貴重なLPレコードです。
A1 | Autumn In New York | 4:15 |
A2 | Peace | 5:39 |
A3 | A Child Is Born | 7:39 |
B1 | It Never Entered My Mind | 6:20 |
B2 | Close To You Alone | 8:53 |
B3 | Don't Get Around Much Anymore | 4:18 |