タイトル | ワン・モア・タイム(One More Time) |
アーティスト | カウント・ベイシー(Count Basie) |
レーベル/番号 | Roulette, R-52024 |
1959年リリース、カウント・ベイシー(Count Basie)の『ワン・モア・タイム(One More Time)』を紹介します。
ジャケット、レコード盤レーベルの表裏。私は本盤を純粋なジャケ買いで手に入れました。
この強烈なポートレート。買わずに置くと夢に出てくるなと思って、連れて帰ることにしました。これが大正解、内容はジャケットの印象と同じ、いい感じの脱力系ビックバンド。
ポートレート下に「music from the pen of QUINCY JONES」のクレジット。『モダン・ジャズの名演 名盤 』(立風書房)で岩浪洋三氏が『ベイシーがいちばんモダンになるのは、クインシー・ジョーンズの編曲を得たときである。』『クインシーが最初に編曲したアルバムは「ワン・モア・タイム」(ルーレット)である。1958~1959年の録音で、ルージーでファンキーなユーモアの感覚をもったグルーヴィな編曲は、粋そのものである。』と絶賛しています。
私がもうひとつ気に入っているのがその音質。レンジ、解像度ともに高くないのですが、音の良い小ホールで聴いているような抜けのよさが癒しをもたらしてくれます。こういった盤に遭遇することができる中古レコード屋廻り、年金生活の身には経済・体力ともにこたえますが、たまには妻にナイショに出かけてみたいものです。
A1 | For Lena And Lennie | 3:57 |
A2 | Rat Race | 2:57 |
A3 | Quince | 3:55 |
A4 | Meet B B | 3:35 |
A5 | The Big Walk | 2:55 |
B1 | A Square At The Roundtable | 2:16 |
B2 | I Needs To Be Bee'd With | 3:29 |
B3 | Jessica's Day | 4:24 |
B4 | The Midnite Sun Never Sets | 3:34 |
B5 | Muttnik | 5:25 |
[参考文献]
・岩浪洋三著『モダン・ジャズの名演 名盤 』(立風書房、1995)