タイトル | リチャーズ・アルマナック(Richard's Almanac) |
アーティスト | リチャード・エヴァンス・トリオ(The Richard Evans Trio) |
レーベル/番号 | Argo Records, LP 658 |
1959年にリリースされた、リチャード・エヴァンス・トリオ(The Richard Evans Trio)の『リチャーズ・アルマナック(Richard's Almanac)』を紹介いたします。
私の普段聴きのなかでも再生回数の多い、小粋で楽しいピアノ・トリオ・アルバムです。『(A5) Crazy Rhythm』が流れたとき、団塊世代の女房が「あっ!クレイジーキャッツのテーマだ!」と声を上げました。私は知らなかったので、YouTubeで検索したところ、リーダー・ハナ肇の軽快なドラム、ザ・ピーナツのボーカル、シャボン玉ホリデーの楽しい映像が出てきて驚きました。おかげで、本盤への愛着がさらに増すこととなりました。
ジャケットの曲目、録音データを拡大しました。アーゴ(Argo)のLPレコードには、この部分を「Off The Record」の見出しで紹介する盤を多く見かけます。略して「オフレコ」。シャレなのかどのような意味なのか、語学力に乏しい私はもどかしい思いでいます。
最近まで、リーダのリチャード・エヴァンスのピアノと思い込んでいました。録音データを見て、彼のパートはベースと知って驚き、またもや不明の至りを露呈。ピアノはジャック・ウィルソン(Jack Wilson)、軽快なドラムはロバート・バリー(Robert Barry)。
リチャード・エヴァンスは、ベーシストだけでなく、作曲、編曲、プロデュースの才に優れ、1965年に「アーゴ(Argo)」から改名した「カデット(Cadet)」レーベルの看板プロデューサーとして活躍を続けました。本盤でも既にその力量が存分に発揮されています。彼が関わったアルバムを追っかけてみたくなりました。
A1 | Trees | 2:35 |
A2 | Vera | 3:23 |
A3 | I'm Glad There Is You | 3:50 |
A4 | The Pracher | 2:35 |
A5 | Crazy Rhythm | 2:45 |
B1 | Bye Bye Blackbird | 4:15 |
B2 | Daybreak | 3:22 |
B3 | Consu | 5:30 |
B4 | Should I | 4:02 |
B5 | Jeeper's Creepers | 3:00 |