タイトル | ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(Buena Vista Social Club) |
アーティスト | ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(Buena Vista Social Club) |
レーベル/番号 | Classic Records, RTH 79478 |
キューバ音楽の2枚組アルバム、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(Buena Vista Social Club)』を紹介いたします。
ジャケットの表裏、レコード盤のA~D面のレーベルを並べています。レーベルの内周を囲むように掲載されているクレジットを参照すると、1997年にワールド・サーキット・レコード(World Circuit Records)から本盤のオリジナルがリリースされています。
ウィキペディアによると、ワールド・サーキット・レコードは、イギリス・ロンドンのレーベルで、主にキューバや西アフリカの音楽を取り扱い、リリースしたなかで一番有名なアルバムが第40回グラミー賞(1998年)で「Best Tropical Latin Album」に輝いた『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』だと紹介されています。
リリース年は不明ですが、ワールド・サーキットのアメリカでの配給先であるノンサッチ・レコード(Nonesuch Records)からライセンスを得たクラシック・レコード(Classic Records)が重量盤で再発したLPレコードが本盤です。
回りくどい話が続いて恐縮です。私が本アルバムに出会えたのは、六角精児氏のおかげです。NHKのBSプレミアムの番組『六角精児の呑み鉄本線』が好きで欠かさず観ています。BGMに使われるライ・クーダー(Ry Cooder)の曲を気に入っていました。ある日、時間つぶしにBSプレミアムを観ていて、番組が外国映画に移ったのですが、さして興味を持たずテレビを消して出かけようとした時に、ライ・クーダーがバイクに乗ってスタジオ入りするというシーンが現れクギ付けとなり、キューバ音楽の快感の渦に呑み込まれてしまいました。その映画が音楽ドキュメンタリー『ブエナ★ビスタ★ソシアル★クラブ』だったのです。
ジャケット裏の曲目&制作データです。制作統括にライ・クーダーの名前があります。これもウィキペディアからの情報ですが、ライ・クーダーがキューバに旅行した際、それまでキューバ国外にはほとんど知られていなかった老ミュージシャンとセッションを行ったことがきっかけでアルバムが作られます。バンド名は、作品に参加したミュージシャンの大半が、1940年代のキューバに実在した音楽クラブ『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の会員だったことから名づけられました。
1997年に本アルバムが世界中でヒット、ワールドツアーも組まれ。99年に映画公開。日本でも大きな話題となったことは、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』でググると日本語のサイトがたくさんヒットすることでもうかがえます。20人を越えるバンドメンバーの情報は当時の熱気を感じるそれらのサイトを検索してみて下さい。勉強不足の私は、残念ながらリアルタイムで彼らの熱気に触れることはできませんでした。キューバ音楽へ眼を開かせてくれた、六角精児とライ・クーダーに、心から感謝の意を表したいと思います。
A1 | Chan Chan | 4:18 |
A2 | De Camino A La Vereda | 5:03 |
A3 | El Cuarto De Tula | 7:25 |
B1 | Pueblo Nuevo | 6:06 |
B2 | Dos Gardenias | 3:04 |
B3 | ¿Y Tú Qué Has Hecho? | 3:15 |
B4 | Veinte Años | 3:31 |
C1 | El Carretero | 3:30 |
C2 | Candela | 5:29 |
C3 | Amor De Loca Juventud | 3:23 |
D1 | Orgullecida | 3:19 |
D2 | Murmullo | 3:51 |
D3 | Buena Vista Social Club | 4:52 |
D4 | La Bayames | 2:54 |