タイトル | ワン・フライト・アップ(One Flight Up) |
アーティスト | デクスター・ゴードン(Dexter Gordon) |
レーベル/番号 | BLUE NOTE, BST-84176 (直輸入版) |
刻印VANGELDER |
デクスター・ゴードン(Dexter Gordon)の『ワン・フライト・アップ(One Flight Up)』。比較的安価に名盤に巡り合える直輸入盤なので購入することができました。
上からジャケット、レコード盤レーベルの表裏を並べています。1964年のパリ録音、オリジナルは翌65年リリース。本盤のレーベルのデザインは、77年に「ユナイテッド・アーティスツ(United Artists)」に経営が移った後の通称「音符ラベル」。輸入元は東芝EMI。77年中に日本発売権がキングに移るので、本盤は77年日本上陸で間違いないと考えます。
なぜ、東芝EMI直輸入とわかったのか、上のタイトル部のジャケットを拡大するとわかるのですが、シュリンク(フィルム包装)の上部に「直輸入盤」「『アワ・マン・イン・パリ』と並び称されるゴードンのブルーノート代表作!」「東芝EMI株式会社」等が印刷されたシールのおかげ。シュリンクが失われていたら、通常の輸入盤と見分けがつきません。
左がA面、右がB面の「VAN GELDER刻印」。
離れたところに「STEREO」の刻印。拡大の関係で大きくなっていますが、文字サイズは「VAN GELDER刻印」と同じです。
左がA面、右がB面の手書きレコード番号。何度もプレスを重ねたせいか、読み取りにくくなっています。
オリジナル度気薄でおこがましいのですが、ブルーノート盤の儀式として『オリジナル・プレッシング・ガイド』が定義するオリジナル盤との比較を以下にまとめました。
レコード盤のオリジナル度判定 | ||||
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オリジナル盤 | 所持盤 | 判定 | ||
略語 | 説明 | 略語 | 説明 | |
ST-VG | 最内周の Stereo と Van Gelder 別々の刻印 | ST-VG | 最内周の Stereo と Van Gelder 別々の刻印 | 〇 |
P | プラスタイライト(Plastylite)社のシンボルマーク(通称=耳マーク)あり | no P | なし | × |
NYC | 「BLUE NOTE RECORDS INC・NEW YORK USA」 | U.A. | 「A DIVISION OF UNITED ARTISTS RECOREDS INC.」 | × |
ジャケットのオリジナル度判定 | ||||
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オリジナル盤 | 所持盤 | 判定 | ||
略語 | 説明 | 略語 | 説明 | |
NYC | BLUE NOTE RECORDS INC, 43 West 61sT St., New York 23 | なし | 住所表記なし | × |
USA | ジャケット裏に「Printed in USA」 | USA | ジャケット裏に「Printed in USA」 | 〇 |
nl | ラミネート加工なし | nl | ラミネート加工なし | 〇 |
私のなかで、デクスター・ゴードンといえば、何といっても1986年のアメリカ・フランス合作の映画『ラウンド・ミッドナイト(Round Midnight)』での演技と演奏が強烈に印象に残っています。アカデミー賞主演男優賞にノミネートされましたが、惜しくも『ハスラー2』のポール・ニューマンにさわられました。映画はパリが舞台なので、本アルバムの収録も思い出しながらの演技だったのではと考えると、さらに愛着が増してきます。
A1 | Tanya (Donald Byrd) |
18:18 |
B1 | Coppin' The Haven (Kenny Drew) |
11:17 |
B2 | Darn That Dream (DeLange, Van Heusen) |
7:30 |