タイトル | バック・カントリー組曲(Back Country Suite) |
アーティスト | モーズ・アリソン(Mose Allison) |
レーベル/番号 | Prestige, PRLP 7091 |
刻印RVG |
プレスティッジ(Prestige)からリリースされた、モーズ・アリソン(Mose Allison)のデビュー・アルバム『バック・カントリー組曲(Back Country Suit)』を紹介します。
上からジャケット、レコード盤レーベルの表裏を並べています。実はこの音源は、RVG刻印のあるファンタジー(Fantasy)2枚組廉価盤『モーズ・アリソン2枚組』で既に紹介しています。復刻盤であるものの最新技術でヴァン・ゲルダー自らリカッティングなら、オリジナルより音が良いのでは?の考えが密にありました。そして、中古レコード店で盤面・ジャケットとも程度が悪いため税込800円弱で出ている本盤に出会ってしまいました。
音を聴き比べてみたいの誘惑には勝てませんでした。分厚いレコード盤に針を降ろした途端「オリジナルより…」の考えは吹っ飛びました。ベースの深み、ドラムのリアルさ、音の厚み、抜け、奥行き、全て本盤の圧勝。まことオリジナル盤沼は危険な底なしです。
左がA面、右がB面の「刻印RVG」です。
レコード番号は手書きで、A面が「PRLP-7091-A」。B面は「PRLP-7091-B」。他にも探求心をそそる刻印が存在したので、下に紹介します。
左がA面、右がB面のABの刻印。B面は光の加減で盛り上がって見えますが、実際は溝です。
A面だけにある左がA、右が謎の刻印。Aの刻印は盛り上がっているのでスタンパーに押されたものと思われます。謎の刻印はプラスタイライト社がプレスを請け負った証の「耳マーク」のようにも見えますが、耳マークはプレス工程直前のスタンパーに彫られるので盤面では盛り上がります。本盤は溝なので違うようです。いずれも何を意味する刻印か謎です。
本盤の正式タイトルは『Back Country Suit for Piano, Bass and Drums』:「ピアノ、ベース、ドラムのための農村組曲」といった意味でしょうか、A面が組曲となっています。
New Ground(新天地)
Train(列車)
Warm Night(暖かい夜)
Blues(ブルース)
Saturday(土曜日)
Scamper(疾走)
January(1月)
Promised Land(約束の地)
Spring Song(春の歌)
Highway 49(ハイウェイ 49)
カリフォルニアのハイウェイ49号線は、古き良きアメリカのオールドタウンと歴史を味わえる人気のドライブコースであることを知りました。1957年と65年も前のリリースですが、今後の時代を先取りするテーマ性を秘めているように感じます。
A1 | New Ground | |
A2 | Train | |
A3 | Warm Night | |
A4 | Blues | |
A5 | Saturday | |
A6 | Scamper | |
A7 | January | |
A8 | Promised Land | |
A9 | Spring Song | |
A10 | Highway 49 | |
B1 | Blueberry Hill (Lewis, Stock, Rose) |
|
B2 | You Won't Let Me Go (Johnson) |
|
B3 | I Thought About You (Van Heusen, Burke) |
|
B4 | One Room Country Shack (Mercy Dee Walton) |
|
B5 | In Salah (Mose Allison) |