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A Guiomar Novaes Recita

タイトル ギオマール・ノヴァエス 独奏会(A Guiomar Novaes Recita)
アーティスト ギオマール・ノヴァエス(Guiomar Novaes)
レーベル/番号 VOX, PL 11.990  
A Guiomar Novaes Recitaのジャケット表 A Guiomar Novaes RecitaのA面のレーベル
刻印RVG A Guiomar Novaes RecitaのA面の刻印RVG

ギオマール・ノヴァエス(Guiomar Novaes)のピアノソロ曲集『A Guiomar Novaes Recita』を紹介します。ルディ・ヴァン・ゲルダー(Rudy Van Gelder)がクラシックのレコードを手掛けていたことを知ったのは最近のことです。またも、勉強不足を露呈する次第となりました。



A Guiomar Novaes Recitaのジャケット表 A Guiomar Novaes Recitaのジャケット裏

A Guiomar Novaes RecitaのA面のレーベル A Guiomar Novaes RecitaのB面のレーベル

ジャケット、レコード盤のレーベルの表裏を並べています。



A Guiomar Novaes RecitaのA面の刻印RVG A Guiomar Novaes RecitaのB面の刻印RVG

左がA面、右がB面の「RVG」の刻印です。ジャケットの著作権表示(Copyright)で判断すると、本盤のリリースは1961年。実はもう1枚、ヴォックス(VOX)レーベル盤を手に入れたのですが、1956年リリースで手書きの「RVG」と、リリース年による刻印の変遷は、ジャズ盤と同じ対応であることが分かりました。



ジャケット裏のヴァンゲルダーのクレジット

ジャケット裏に、ヴァン・ゲルダーが、Dr.(Doctor)と、尊敬をもって紹介されています。これには私も嬉しくなりました。



ジャケット裏のプログラム

同じくジャケット裏の、ギオマール・ノヴァエス(Guiomar Novaes)のポートレイトと、演奏プログラムです。彼女はブラジル生まれのピアニストで、14歳のとき、パリ音楽院の外国人枠が2人しかないところに、志願者が387人も殺到したなかで首位で合格したとあります。


ヴォックス・レコード(Vox Records)は、1945年にニューヨークで設立。ウィキペディア(Wikipedia)によると『ヨーロッパで行われたクラシック録音のライセンスされたプレスに特化した』とあります。恐らく本アルバムもマスターテープを輸入して、ラッカー盤へのカッティング以降をヴァン・ゲルダーが手掛けたものと思われます。「クラッシックのRVGは音が良くない」と言われることがあるようですが、録音から関わっていないことも一因と思われます。ただ、本盤は腰の据わったモノラル録音で、レンジはあまり広くないものの、ギオマール・ノヴァエスのしなやかなピアノが十分に堪能できます。



[Tracklist]  A Guiomar Novaes Recita

A1 ベートーベン(Beethoven)、ピアノソナタ第21番
第1楽章:Allegro con brio
A2 第2楽章:Introduction (adagio molto)
A3 第3楽章:Rondo (allegretto con moto)
B1 シューマン(Schumann)
アラベスク(Arabeske) Op.18
B2 夜曲集(Nachtstuecke) Op.23 第4曲
B3 3つのロマンス(Romanze) Op.28 第2曲(F Sharp Major)
B4 森の情景(Waldszenen) Op.82 第7曲(The Prophet Bird)


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